『GBSP』をオールインワンエミュ機として再現したクラムシェル型最新エミュ「RG35XXSP」


前回の紹介からちょうど一ヶ月くらいですかね、安価で万能なエミュ機を
続々とリリース中のエミュ業界最大手『ANBERNIC』さんがまたやってくれました。
今回は従来機の類似品や廉価版といったものではなく、自分の記憶する限りでは
おそらくANBERNIC社からは初、クラムシェル型最新エミュ「RG35XXSP」の登場です。

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クラムシェルとは聞き慣れない人も多いでしょうが、
英語で『貝殻』という意味で、2つに折りたためる構造が
貝に似ていることからこのように呼ばれています。

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つまり今回のANBERNIC最新エミュは初の折りたたみ式、
かの任天堂・名機「ゲームボーイアドバンスSP」を総合エミュ機として
蘇らせたマニア・コレクターには垂涎の一台となっています。
エミュファンな方は、ぜひチェックしていってください!(`・ω・´)


RG35XXSP  スペック・仕様


まずはANBERNIC公式サイトから、「RG35XXSP」のスペックを見ていきます。

画面は3.5インチIPS全視野角OCA全密着タイプを採用、
CPUはH700 quad-core ARM Cortex-A53、1.5GHzの周波数
GPUはdual- core Mali-G31 MP2
LAMはLPDDR4  1GB
ストレージは64GB TF/MicroSD、得意のデュアル カードスロット搭載で、
最大 512 GBまでのTFカード拡張に対応しています。
また、システムにLinux採用でWIFI/Bluetoothにも対応。
バッテリー容量は3,300mAhでやや少なめ、それでも8時間駆動可能。

対応ハードはPS1、PSP、DC、 NDS、NEOGEO、GBA、GBC、GB、SFC、
FC、N64、PCEといった代表的機種のほか、MAME、PICO、ワンダースワン
といった、超マイナーなハードにまで対応しています。スペックは十分ですね。

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実際に動かしている動画ですが、カクつきや遅延、音割れと言った心配は
まったくないことが確認できます。



恒例の箱開け。
同梱内容にしっかりめの専用ポーチが付いています。
ほか説明書、USB充電ケーブルも同梱。

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開けてまずびっくり、「四角い」です。
思っていた以上に四角く、非常にコンパクト。
ただコンパクトながらも畳まれている状態なので,、
どっしりとした存在感あり。
本体カラーはシルバー、グレー、クリアブラック、クリアブルーの
4種類が用意されており、自分はブルーを選択しました。

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以前に紹介した小型サイズのエミュ機「RG35XX Plus」と比較しても
今回の「RG35XXSP」の方が小さくてコンパクト。
ただし、これは畳まれた状態での比較。

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広げると「RG35XXSP」の方がサイズ感で上回ります。

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外出時には従来の小型機よりもさらにコンパクトに持ち歩け、
プレイする際には、従来機よりもより広く大きく快適に遊べる仕様となっています。

もう少し細かく見ていくと、右側面に電源・リセットボタン。
左側面にボリュームキー。

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下面にANBERNICさん得意の、microSDダブルスロット
(最大512GB)対応とイヤホンジャック。
上部にはUSB給電コネクタ、外部出力対応のmini HDMIスロットを搭載。
ケーブルさえ用意すれば大画面プレイもできます。

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ボタン・キー配置。
ボタン数に関しては増えていますが十字キーに関しては、
もう本当に『GBASP』を踏襲。
丸型凹みにキーを沈み込ませたタイプで、非常に押しやすくなっています。
START、SERECT位置も同じですね。

惜しむらくは、スピーカーも完全再現で1つしかないので、
サウンドに関しては、そこそこといった感じです。

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液晶部分ですが、GBASPの場合、画面下部に黒ラインがあって
そこに『GAME BOY Advance SP』ロゴ入っているじゃないですか。

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「RG35XXSP」の場合、ロゴ部分の黒ラインをカット、
その分さらに液晶を広くとった、IPS全視野角OCAを採用しているので
より画面が見やすくなっています。
ライン1本分の差ですが、常に見るところなので地味に大事。

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そしてクラムシェル型エミュ機の強み仕様、
上蓋をパタンと閉じるだけで『自動でスリープモード』入ります。

これにより、普段は閉じてコンパクト、プレイする際には開いた瞬間に
即プレイ可能という、ノンストレスなプレイ環境が実現しました。

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地味に凄い RG35XXSP  マルチメディア出力機能


さらに公式ページの製品紹介説明に
ビデオ、音楽、テキスト読み込みといったマルチメディア出力に対応
とあったので、そちらの機能も試してみました。

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動画や音楽といったメディアファイルはROMファイルと同じく
microSDにPCとUSB接続して書き込み(カードリーダー必須)、
アプリケーションランチャから起動します。

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動画再生成功!
見たいけど後回しにして溜めておいた動画ファイルなどあれば
「RG35XXSP」に入れておき、外出先の空いた時間にこれで消化可能。
wmv、avi、rmvb、flv、mp4、3gp、asf、mov、mpg、mkvなど
多種多様な動画形式に対応しているので、観れない動画はほぼないでしょう。

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音楽再生も成功!
SDに入れておいたお気に入りBGMを流しながらデスクトップ脇に置いて
簡易的なMDプレイヤーといった使い方もできます。
再生画面が立てて視認できるのも良いですね。クラムシェル型ならではです。
こちらもflac、mp3、wav、ape、aif、aiff、ogg、wma、aacなど
あらゆる音楽ファイルに対応。

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さらにテキストファイルも読める!
小説、メモ、予定表などもすべて「RG35XXSP」に入れておくだけで
いつでも確認可能です。
このへんはオマケ機能なんですが、地味に高性能ですね。驚いた。

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オマケ要素で一番使うのは、やはりゲーム機なので大画面出力でしょう。
mini HDMI接続で外部モニタに出力しながらデカ画面プレイ可能です。

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言うまでもないですが、エミュレーターなので
すべてのゲームがどこでもセーブ、ロード対応です。
もっとも「RG35XXSP」なら、上蓋閉じるだけで同機能が
標準搭載となっています。ノンストレス即プレイでゲームが捗りますね。

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RG35XXSP  総括 価格


小さくても高機能、ここまで読めば「RG35XXSP」がどれほどの機能を
詰め込み、日常生活の中で、どれほど実用的なハードとなっているか
わかって貰えたかと思います。

でもお高いんでしょう?という方。
安心してください、ANBERNICさんは『安くて多機能・高性能』に
定評ある会社だから、この業界で最大手にいるんです。
このペースでリリースできて、この価格で提供できるんです。

膨大な数のレトロゲームがすべて遊べて、動画・音楽視聴、テキスト確認、
デカ画面出力まで対応。折りたたんでコンパクトに持ち歩け、プレイする際は
見やすく操作しやすい広さに拡張、さらに1秒即プレイ可能な、
至れり尽くせりな最新エミュ「RG35XXSP」のお値段
¥10,399!!   (*別途送料)
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これだけの機能を揃えて、初となるクラムシェル型モデル採用で
1万円で買えるなら、コレクターやレトロゲーファン、
ゲームボーイアドバンスSPに思い入れあった人などは、
即決して良いのではないでしょうか。

実際使ってみた感想としては、クラムシェル型は持ち運びの楽さは勿論、
机に安定して置いておけるので使い勝手や用途が思いのほか多いです。

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何よりデザインがいいじゃないですか。
これは持ってて嬉しくなるアイテムです。
コレクターなら、ぜひ1台持っておきましょう!

ここまで読んでくれてありがとうございました。
また面白そうな新作エミュ出てきたら紹介します。
お疲れ様でした。それでは、また! (`・ω・´)

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