「見やすさ」重視の超画期的な『正方形液晶』エミュ機登場!「Anbernic RG Cube」 


というわけで、エミュ界の覇王『Anbernic』さんが、
またとんでもなく魅力的な最新機種をリリースしてきました。
今回ご紹介するのは、基本の横長液晶から脱却した
3.95インチ真四角正方形液晶を搭載した「Anbernic RG Cube」となります。

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これ奇を衒って四角くしているわけじゃないんですよ。
ちゃんとレトロゲームをプレイする環境として理に適った形状として
この形に行き着いた感があります。

従来の横長液晶では縦幅が狭くなってしまい、DSや3DSといった
二画面ゲームをプレイする際にどうしても見えづらくなります。
今回紹介する「RG Cube」では、この仕方ないで妥協していた
「二画面ゲームの見づらさ」が、スッキリ解消されているわけです。
勿論それでいて横長画面が見づらくもなっていません。
この「プレイする際の見やすさ」という、地味でいて超重要な部分を根本的に
解決してくれた最新機種、それが「Anbernic RG Cube」ということになります。

正方形液晶だから3DS/DS 画面が超見やすい!!

3DS
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DS
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「Anbernic RG Cube」 スペック 操作性 


まずは公式PR動画をチェックしていきましょう。
アナログスティック周りがレインボーに光るのも注目です。



動画で確認できたと思いますが、今回搭載のアナログスティックは
ただ光るだけでなく埋め込み型の十字キーと合わせて、
ビルドクオリティアップしておりレスポンスがメチャクチャ良くなっています。
触ってもらうのが一番わかりやすいのですが、グリングリン沈み込む感覚が完璧。
指心地良く、非常に操作しやすくなっています。

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そしてスペックです。
一番近いのは以前紹介したハイスペックモデルの「RG556」ですね。
ただしサイズ感は一気にシェイプされ、持ち運びしやすいモデルに
小型化されており重量も70gほどダウン、軽くなっています。

Anbernic RG Cube

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カラー     ベージュホワイト/パープル/グレー/ブラック
画面     3.95インチIPS全視野角OCA全密着、マルチタッチ、解像度720*720
CPU     Unisoc T820 プロセッサー, 6nm EUV 5G SOC チップ; 8 cores 1*A76@2.7GHz+3*A76@2.3GHz+4*A55@2.1GHz
GPU     Quad Core Mali-G57 850MHz
RAM     8GB LPDDR4X
ストレージ     128G UFS2.2
システム     Android 13
WIFI/Bluetooth     2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac,Bluetooth 5.0
ゲーム     Androidゲーム(原神など)および30以上のエミュレーターに対応
対応ハード PS1、PS2、PSP、3DS、 NDS、NEOGEO、GBA、GBC、GB、SFC、
FC、N64、Wii、WiiU、PCE、SS、DC ほか
関連する形式のゲームをダウンロードにも対応
言葉     多言語
電子ブックリーダー     txt フォーマットに対応
スピーカー     ハイファイス デュアル スピーカー
TF カード     最大2TBまでのTFカード拡張に対応
バッテリー     リチウムバッテリー5200mAh、役7時間の稼働が可能
充電     5V/2Aの充電に対応し、完全充電まで約3時間
RGB照明効果     1600万色のRGBジョイスティック照明、常時点灯、呼吸、
レインボー、マーキー、追跡、ゲームなどのライトエフェクトに対応、明るさ調整可能
他機能     内蔵ホールジョイスティック、六軸ジャイロセンサー、ホールトリガー、
高速ファンと能動冷却機能、FOTAワイヤレスアップグレード、オンラインマルチプレイ、
ストリーミング、ワイヤレススクリーンキャスト
USB Type-Cは1080p DisplayPort出力をサポート
振動モーター、3.5mmステレオヘッドフォンに対応、省エネ設定、
ジョイスティック照明コントロール、ディスプレイの明るさ調整、
その他多様な機能特性と自由設定が可能



「Anbernic RG Cube」本体チェック 外部出力


箱開け。
段ボールから取り出した状態ですが、中身は厳重梱包でこんな感じで届きます。
配達中に傷がつく心配は皆無で安心して良し。

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本体の他に持ち運び用の専用ポーチ、USB充電ケーブル、
液晶保護シート(ガラスコーティングの高い方)、説明書付属。

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前述した「従来液晶では二画面ゲームにむかない」の比較。
「RG Cube」の方が正方形で下まで表示できる大きさに。
RG556よりコンパクト化したとはいえ、これだけ液晶領域あれば十分

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RG556との比較。圧倒的にRG556の方がデカいですが、その分、
縦二画面でプレイしたいDS/3DSゲームに関しては、
よりやりづらくなるというジレンマ。

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本体上部にイヤホンジャック、SD拡張スロット、USB給電ポート
…ここで気づいたのですが、今回『HDMI拡張出力』ない?
大画面プレイは無理なのか…

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…と思ったら、Type-C給電ポートから出力できました。
給電・出力両対応のスグレモノポートだったんですね。
快適に画面出力可能です。

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ちなみにモニター乗っけてる台はダイソーで500円です。
今日買ってきました。これ「RG Cube」がピッタリ入るサイズで良い感じです。

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そしてこっちの方が入り用になると思いますが
挿しているmicroSDは「KIOXIA」でこいつが激安です。

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128GBでなんと1770円!
安いけど、これにROM入れて使ってみたところ、
問題なく完全動作したので一応紹介しておきます。



いよいよ起動。
アナログスティックがレインボーに光りカッコいい。

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初期は英語メニューになっていますが、設定から完全日本語化可能です。

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トップ画面はこんな感じで、基本AndroidOSと同じものになっています。
各種エミュレーターが搭載されているのは勿論、GooglePlayStoreから
馴染のアプリを落として、電子書籍を読んだり、動画視聴も可能です。

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今回の目玉、3DSゲームをプレイしてみます。
先ほど紹介したmicroSDに手持ちのROMをPC経由で書き込み、
本体に挿してアプリ起動でプレイの流れ。
ROMに関しては各種吸い出し用意。下記動画など参考になるでしょう。



3DSファイルはCIA(もしくは.3DS)形式になります。
稀にネットに落っこちている場合もありますが、ちゃんと自前で用意しましょう。

1・USBカードリーダーにmicroSDをセット

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2・microSD内に「Roms」というフォルダを作ります。

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3・「Roms」フォルダ内に各種エミュレーターのROM格納フォルダを作ります。
名称などは下記画像参照。

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4・吸い出した「cia」ファイルを3DSフォルダへコピー。

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5・ 「RG Cube」の「Citra」アイコンタップ。
ROMの入ったフォルダを指定して「USE THIS FOLDER」、
遊びたいタイトル選択で3DSゲームが起動します。

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3DSゲームは下画面まで使っての一枚絵や、下画面で選択肢などの
ゲームも多いので、ここで 「RG Cube」の正方形画面の見やすさが
活かされてくるわけです。

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ただいくら二画面特化でも、むしろ横長一画面場面が多く、
ときには二画面がいいという、ワガママなタイトルも中にはあるでしょう。

そういった場合は、ワンボタンで全画面モードに切り替えは勿論、
『カスタムレイアウト設定』から、上画面のみ拡大横表示して下画面は横に置く
といった荒業表示も可能です。
これぞエミュレーターならでは。3DS実機ではできません。

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そして「RG Cube」は、ハイスペックモデルなので基本何でも動きます。
対応ハード数も超膨大で書ききれないほど。
さすがに処理の重いソフトは完全動作とはいきませんが、
いずれもステートセーブ・ロード対応で、音割れカクつきもなく
オール・イン・ワンな素晴らしい仕上がりのハードとなっています。

PS2ゲームも!
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64も!
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PS1,PSPも、なんでも!!
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「なんでも?」  そう、なんでもです。
あまり詳しく書くとまた怒られちゃうのでチラ見せしかできませんが、
Nintendo Switchゲームも動きますよ。
今回やり方は教えられませんが、それくらい凄い実力のあるハードということです。

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「Anbernic RG Cube」 価格発表


というわけでお値段発表ですが、今回はいつものようにコスパ最強とは言いません。
正直に言いすぎると今度はAnbernicさんに怒られそうですが、コスパに関しては
「過去一悪い」と正直に言っておきます。
ただしそれくらいの価値がある凄いハードだと言うことは、
上記内容でご理解いただけたかと思います。

「Anbernic RG Cube」 、価格は¥26,999

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ここに送料が加算されるので3万円弱と計算しておいてください。

うーん…正直、悩む価格です。
こういうの待ってたっていうエミュファンも当然いるでしょうし、
そういう人にとっては「値段の問題じゃない、欲しいか欲しくないかだ」
という域まで達しているのですが、皆が皆そうというわけじゃないですからね。

ただ画期的な正方形液晶で、基本なんでも動く、Andonandアプリも使えて
動画視聴や音楽鑑賞、電子書籍で漫画や小説まで読める総合機ですから
この価格でも安い方だと言えば安い方ではあります。
他社の同モデルでは6万円しますからね。

エミュレーターマニアを悩ませる、画期的な正方形液晶採用の最新エミュ機
「Anbernic RG Cube」、ぜひお財布と相談しながら検討を。
買ったら買ったで、決して後悔させず「思いきって買って良かった」と
思わせるだけの実力はあるハードです。そこは、自分が太鼓判押して保証します。

今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
また面白いエミュ機出たら速攻紹介します。
それでは、また! ( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯

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Anbernic RG Cube